【雑談に自身のない方必見】様々なシーンで役に立つ営業マンの褒めテクニックを御紹介!!

僕は人の事を褒めるのがすごく苦手。。。
部下や同僚のモチベーションアップに繋げられる会話の手法とかテクニックってあるのかな。。。

人工知能の目覚ましい発展により、この10年間で多くの作業労働がロボットやAIへ切り替わっていきました。

ビジネスマンに求められるスキルも10年前と現代では多くの変化が生まれているのが実情です。

但し、そんな現代社会においても求められるスキルの変わらない職種があります。

それが、人と人との結びつきによる成立する営業職です。

この記事では営業職として16年間働いてきた私が考える「会話の中で使える褒めテクニック」について紹介をしたいと思います。

この記事を読むことで「普段の人間関係の中で気の利いた事を言えない」「部下や友人、同僚に対して上手く褒める術がわからない」というコミュニケーションスキルでお悩みの方の悩みを解消していきます!

この記事のポイントは下記となります。

  • なぜ、褒めることは必要なのか?
  • これだけは覚えよう!褒め言葉の「さしすせそ」
  • 会話の中から褒めるべきポイントを見つけよう!
  • 褒め言葉は好循環の連鎖を生みだす!

【記事の信頼性】

この記事を書いている私は、大学卒業後に贈答品を扱うギフト業界でのルート営業を2年半経験、スキルアップの為に完全歩合制の通信業界で新規開拓営業を3年間経験し、マネージャーまで務める。

結婚を機に、安定を求め取引先企業である食肉販売会社へ転職、再びルート営業に従事する。

アメリカで発生したBSE問題(牛海綿状脳症)や東日本大震災による福島産牛への風評被害の影響で会社の業績が大幅に悪化したこともあり、過去に付き合いのあった金属加工メーカーへ再び転職。

現在、金属加工メーカーのプレイングマネージャーとして約8年間従事しています。

目次

なぜ、褒めることは必要なのか??

皆さんもお父さんやお母さん、会社の上司等、様々な場面で褒めてもらった経験があると思います。

基本的には人から褒められて嫌な気持ちになる人っていませんよね。

大多数の人は、褒められたことでやる気が出たり、モチベーションアップに繋がったりといった経験があると思います。

経営の神様として有名な松下電器製作所(現パナソニックホールディングス)の創業者である松下幸之助さんも自著「指導者の条件」で下記のように褒める事の重要性を説いています。

『やはり人間だれでもほめられればうれしい。自分の働きが人にみとめられないほど淋しいことはないと思う。ほめられればうれしくもあり、自信もつく。今度はもっと成果をあげてやろうという意欲も起こって、成長への励みともなる。

もちろん、失敗や過ちに対しては、大いに叱ることが必要である。しかし、何かいいことをした時、成果を上げた時には、心からの賞賛とねぎらいを惜しまないことが、指導者としての一つの要諦であろう。』

PHP人材開発:ほめる~松下幸之助「人を育てる心得」より引用

更に近年では「褒める子育て」という言葉も出てきており、関連した様々な書籍も出版されています。

アメリカの教育心理学者R・ローゼンタールが行った実験では、教師に褒められて期待された生徒と、そうでない生徒では成績の伸びに明らかな違いが見られるという結果(ピグマリオン効果)も出ています。

褒められると、やる気になって、結果がよくなるということが実験で証明されたのですから、やる気のない子どもや生産性が低い職場のメンバーも、褒めればやる気を出してもらえるということです!

褒めることで子どもの成績が伸びたり、職場の目標を達成できる可能性があるのなら「褒め言葉」は単なるコミュニケーションツールではなく社会生活をしていく上での必須スキルと言えるでしょう。

「褒め言葉」というのは、上記のように社会生活を円滑に進めていくためにも使えますし、雑談等のコミュニケーションツールの一つとしても非常に有効な手段の一つと言えます。

ここからは例文も交えながら褒め言葉の使い方について解説していきます。

これだけは覚えよう!褒め言葉の「さしすせそ」

  • さ:「さすがですね!」
  • し:「知らなかったです!」
  • す:「すごいですね!」
  • せ:「センスありますね!」
  • そ:「そうなんですか!?」

本来、人を褒めるという行為は小手先の技術に頼るものではありません。

自分自身が感じたことや思ったことを「褒め言葉」として発信する事が一番望ましい形です。

でも、あまり人の事を褒めたりする経験がない方に「誰かの事を褒めてください」と急に言われても出来る事ではないと思います。

そこで、重要となってくるのが、この「褒め言葉のさしすせそ」です。

例えば、「褒め言葉のさしすせそ」を意識して活用することで、以下のような場面でも簡単に褒め言葉が出てきます。

同僚

こないだ釣りに行ったんだけど、すごく大きなヒラメが釣れたんだ!その日の夜は家族皆で新鮮なお刺身を食べたよ。

あなた

そうなんですか!?
自分の趣味を楽しみながら、家族にも喜んでもらえるなんてすごくいい趣味ですね!

ほんとに簡単な例文ではありますが、この位の会話のキャッチボールであれば、褒めることになれていなくても簡単にできると思いませんか?

どんな人でも「自分の話を聞いてほしい」という思いを持って話題を出していますので、相手の話に対して適度な反応や相槌を打ってあげることで、気分も良くなり更に会話が弾みます。

この「褒め言葉のさしすせそ」は上記のような雑談だけでなく営業トークの中でも使えますし、色々な場面で応用が利くので、私のような営業職を生業にする職種の人間にとってはよく聞くフレーズの一つとなります。

人間関係を円滑に進める為に「褒め言葉のさしすせそ」を使って気分良く会話してもらえるように心がけましょう!

会話の中から褒めるべきポイントを見つけよう!

「褒め言葉のさしすせそ」について理解が出来たら、次にやるべきことは褒める「ポイント」を探す事です。

会話の中で「好きな物」「趣味」「特技」等、どんな些細な事でもいいので、相手の経験や知識について質問をして下さい。

自分自身に当てはめるとわかりやすいと思いますが、自分自身の経験や知識について興味を感じてもらえたり話題にしてもらって嫌な気持ちになることはありません。

人から興味を感じてもらえたり褒められる事で「自己肯定感」の向上にも繋がります。

まずは、積極的に質問して「私はあなたの事に興味が有りますよ」という印象付けをしましょう!

この「質問力」が身につくことで自然と「雑談力」も身についていきます。

褒められることと自己肯定感の関係性については、心理学の世界でも注目されています。⇒参考リンク:すぐに役立つ心理学講座!自己肯定感を高めていこう!を考える(1)~褒められたことは受け取ろうと思ってみる~

「褒め言葉」は好循環の連鎖を生みます!

例えば、以下のような場面を思い浮かべてみてください。

あなたは買ったばかりのスーツを着て気分良く出勤しています。途中の駅で偶然会社の同僚に会い、こんな会話が起こりました。

同僚

「そのスーツ素敵ですね。〇〇さんにすごく似ってますよ!」

あなた

「ありがとうございます!◎◎さんこそいつも洋服のセンスが良くて羨ましいですよ!」

こんな風に誰かに褒められた時に褒めてくれた人を褒めて返すという行為のことを直接的互恵性といいます。

こうやってお互いに相手の良い所に気づき、発信してあげることで共に気分良く会話を始めることが出来ますよね。

ちなみに、東京ディズニーリゾートや日本航空(JAL)では、社内のコミュニケーションツールとして感謝の気持ちを示すカード(サンクスカード)の交換を従業員間で行っています。

このサンクスカードが会話のきっかけとなり、社内コミュニケーションが活発になり、従業員のモチベーションアップに繋がり、「お客様へのサービス対応力が向上、お客様満足度が格段に上がった」という事例も有ります。

ここまで読んでもらえれば、わかる通り「褒め言葉」というのは単なるコミュニケーションツールの一環ではなく、対人関係において最も重要なコミュニケーションスキルと言えます。

まとめ

簡単ではありますが、誰でも簡単に直ぐに出来る「褒めテクニック」について例文を交えながら解説させていただきました。

人によっては「お世辞のように気安く人の事を褒めるのに抵抗がある」と感じる方もおられると思います。

私自身も嫌な事が有ったり悲しい事が有った翌日など、どうしてもテンションの上がらない日はあります

そんな時は、必要最低限の会話だけを心掛けるなど、無理して人とコミュニケーションを取る必要はないと割り切っています。

気安くお世辞や褒め言葉を使いたくない方は、本当に自分が「この人素敵だな」「この人のこういう所好きだな」と感じた時だけでも「褒め言葉のさしすせそ」を思い出してください。

ご覧いただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

本業は金型や自動車部品の営業をしているissueです。
昔から音楽が大好きで学生時代は軽音楽部でギターを弾いていました。
自分でも楽器を弾き、沢山のアーティストのライブやフェスにも行ってきました。
このブログを通じて会社生活に悩みを抱えている人や音楽など何か好きな物を探したいと感じている人の役に立ちたいと思います。

issue
本業は金型や自動車部品の営業をしているissueです。
昔から音楽が大好きで学生時代は軽音楽部でギターを弾いていました。
自分でも楽器を弾き、沢山のアーティストのライブやフェスにも行ってきました。
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