
何か子供の頃と比べて気軽に会話できる人もいなくなったし、
大人になってから急に友達付き合いが減った気がする。。
友達ってどうやったらできるんだっけ。。。
子供の頃からの友人であれば、大人になっても昔と変わらず仲良く出来るのに大人になってから出会った人とは「子供の頃のように気軽に仲良くなれない」という悩みがSNS等を見ていると良く見つかります。
これは子供の頃のように特定のクラスメイトや仲間と一日中過ごすことが無くなり、会社外での人間関係が希薄になることが原因とも言える為、ある意味仕方ない部分もあるかもしれません。
但し、中にはビジネスの場でもプライベートの場でも会話をしていて楽しいと感じる相手が必ずいます。
それはどんな人かというと「聞き上手」であることが多いです。
今回の記事ではコミュニケーションスキルの中でも私自身が特に重要と感じる「聞き上手=傾聴力」にスポットを当て、聞き上手な人の特徴や聞き上手になる為のコツを紹介していきます。
聞き上手な人の特徴


聞き上手な人には沢山の良いところがありますが、以下に主な特徴を4つ紹介させていただきます。
うなずきや相槌等のリアクションが多い
自分が話をしている最中によそ見をしていたり、スマホを触っている姿を見ると気分も良くないし会話を続けようという気にならないですよね。
会話している相手が自分の言葉に対してリアクションをしてくれると話を聞いてくれているのが実感できると思いませんか?聞き上手な人であれば、話し手の言葉に対してうなずいたり相槌を打ったり前に身を乗り出す等のアクションをしっかりつけてくれます。
話を聞いてもらえていることが、しっかり伝われば、話し手側の気持ちも高まり益々話に熱も入ります。
話の腰を折らない
ビジネスの場でよくある事柄として部下の報告に対して上司が途中で話を遮り、自分語りするシーンが度々見られます。でも、自分が話をしている最中に腰を折られて話題を持っていかれるのって気分が悪いし納得いかないですよね。
聞き上手な人であれば、自分の意見を押し付けるようなことはしません。例え、自分とは反対意見であったとしても最後まで話を聞いてから意見を言います。
人の上に立つ人間の資質として必要になってくる部分にもなりますが、聞き上手な人であれば、相手の立場に立ち、何を伝えようとしているのかを理解した上で間違っていることに対しては意見をするという傾向があります。
質問が多い
1つめに挙げたリアクションにも通じてくる部分となりますが、一生懸命話をしたのに相手からの反応がほとんどないと会話のキャッチボールが成立しませんよね。
聞き上手な人は、話したことに対して必ず質問をしてくれます。「それで?」などと先の話を促し、会話している内容に対して興味・関心があることが伝われば、話している側も気分が乗ってきて更に話が広がっていきますよね。
承認欲求を満たしてくれる
例えば、仕事中の報告の場面等でもそうですが、上司に報告や相談をしているのに、話している方を見ないで他の事をしながら片手間に対応されると話す意欲もなくなりますし嫌な気持ちになりますよね。
会話をしている時に相手の目をしっかり見たり、笑顔で話を聞いてくれたりすると、話し手側は承認欲求が満たされます。
また、聞き上手な人は否定的な言葉も使いません。
信じられないような話を聞いた時も「うそでしょ!?」と言うのではなく「ほんとうに!?」と言ったり、困難な事に対しても「無理だよ」というのではなく「きっとできるよ!」等とポジティブな発言をするでしょう。
私自身も自分の子供や友人が無理難題に挑んでいる時には「どうせ無理」という言葉を使わずに「こういう風にしてみるものいいんじゃない?」等と前向きな発言を心がけるようにしています。
聞き上手になるコツ


聞き上手になること自体は、それほど難しいことではないので、簡単に実践できるコツを紹介します。
うなずきや相槌のパターンを増やしておく
どんな人と話をしていると楽しいと感じるかを考えれば、わかると思うのですが、一生懸命話をしたのに「はい」や「そうだね」等の一辺倒の相槌では、会話相手に良い印象を与えることが出来ず、会話も長続きしません。
話の邪魔になるような大げさな相槌は必要ありませんが、「いいですね」「なるほど!」「そうなんですか!」等の感嘆詞やボディランゲージも交えながら話し手の気持ちに合わせて適度に相槌を打つことで会話の流れもよくなりますし場の雰囲気も良くなります。
オウム返しで話しての言葉を反芻する
例えば「今日は天気が良いですね」と言われた時に「そうですね」と返事をするのと「ほんと天気が良くて気持ちいいですね」という風に返答をするのとでは、話し手に伝わる雰囲気も全然違うと思わないですか?
この相手の言った言葉を繰り返して言う手法が、オウム返しです。
適度にオウム返しをすることで話の内容をお互いに理解していることが分かる為、会話をする態勢に入る雰囲気がでますし、返答に窮することも減るでしょう。
想いを伝えることで相手との距離を縮める
「久しぶりに会えて嬉しい」「ゆっくり話したいと思っていたんだ」等の言葉は恥ずかしくて口に出せない人も多いと思いますが、こういう言葉を言われて嫌な気持ちになる人はいません。
むしろこういうことを言ってもらえれば誰でも嬉しいし雰囲気も良くなるマジックワードです。
久しぶりに会った友人や知り合いの前では満面の笑みで上記の言葉を伝えるようにしましょう!
一気に距離感も縮まりますし昔に戻ったような打ち解けた雰囲気になりますよ。
聞き上手と話上手の違い


話し上手な人というのは、決して自分ばかり一方的に話をしている人の事を指しません。
会話している相手にわかりやすいように、聞き手の年齢や性別、趣味・嗜好に合わせて話の内容や言葉を使いわけながら話が出来る人の事を言います。
お笑い芸人でもお年寄りの多い場面の舞台と若者が多い場面での舞台ではネタのチョイスを変えますよね。
声のトーンや話をするテンポ、内容などは聞き手と目を合わせながら相手の雰囲気や嗜好を見て決めることが大事です。
話し上手な人は、話の順序や内容を上手く組み立てることができますが、同時に聞き上手でなければ、相手に合わせた会話を組み立てることは出来ません。その為、聞き上手であることが話し上手な人の特徴とも言えます。
聞き上手な人に向いてる職業とは?


聞き上手な人に向いている職業は、人と接する仕事全般と言っても間違いはないと思います。
ただし、聞き上手という高いコミュニケーション能力を持っている人であれば、営業職が個人的にはお勧めです。
営業といえば、一方的に自分ばかり話をするイメージが強いと思いますが、本当に出来る営業マンであれば、お客さんの困っている事や不満に思っていることを上手く聞き取りをして受注に繋げていくことが多いです。
私自身、大学卒業後16年間に渡り4社で営業として従事しておりますが、この仕事をしていて本当に大事なのは、いかに取引先のお客さんから課題や問題を吸い上げることが出来るかという点に尽きると感じます。
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聞き上手な人の特徴やコツについてのまとめ


【聞き上手な人の特徴】うなずきや相槌等のリアクションが多く、否定的な言葉を使わない、承認欲求を満たしてくれる言葉を多用する。反対意見が有ったとしても話は最後まで聞き、話の腰を折らない。質問をすることで話を広げることを意識する。
【聞き上手になる為のコツ】うなずきや相槌のパターンを増やしておく、オウム返しを使う、相手との距離を縮めるマジックワードを使う。
【聞き上手な人に向いている職業】コミュニケーション能力が最大限発揮することが出来る営業職。
聞き上手な人の特徴や聞き上手になる為のコツなどについて解説させていただきました。
この記事を見てもらえた方にとって少しでも参考となっていれば嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。
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