ロードバイクを購入しようと思った時にネットで調べてみると本当に沢山の自転車メーカーから発売されていますよね。
ネットで調べただけでも50以上はあるので、全メーカーの事を理解するのは非常に難しいと思います。
そこで、この記事では世界の有名ロードバイクメーカーについて紹介していきます。

<ヨーロッパの有名ロードバイクメーカー 6社>
メーカー名 | 国名 |
ビアンキ(Bianchi) | イタリア |
ジオス(GIOS) | イタリア |
スコット(SCOTT) | スイス |
フェルト(FELT) | ドイツ |
コルナゴ(COLNAGO) | イタリア |
ラレー(RALEIGH) | イギリス |
各ロードバイクメーカーの特徴は下記となります。
ビアンキ(Bianchi)

ビアンキ(Bianchi)は、ロードバイク初心者から上級者まで世界中で幅広いユーザーに受け入れられています。
創業は130年を超えており、最古の名門自転車メーカーとして人気を得ています。
「チェレステ」と呼ばれる、緑色に近い青色のブランドカラーが印象的です。
イタリア全土を舞台にして行われるプロ自転車ロードレース「ジロ・デ・イタリア」では個人総合優勝を10回以上記録する等、知名度・実績共にロードレース業界随一の自転車メーカーとなっています。
ジオス(GIOS)

ジオスはイタリアのトリノを拠点とする伝統ある自転車メーカーです。
「ジオスブルー」と呼ばれる鮮やかな青色の車体で知られており、イタリアでは「ジオスブルー」という色見本があるほど一般にも親しまれています。
ジオスはフレームの性能の良さに定評があり、「イタリアブランドでありながらドイツ的な印象を与える」とまで言われています。
クロモリフレームを使ったモデルが特に種類豊富となります。
スコット(SCOTT)

スコットは世界一厳しい検査基準を持つと言われているドイツの検査機関「EFBe」の検査基準に合格した自転車のみを販売しています。
1889年のツール・ド・フランスで、スコッ卜のエアロハンドルバーを使用したグレッグレモンが逆転総合優勝を果たし、この年に多くの人がスコットの名を知ることになりました。
エアロハンドルバー、フルサスペンションバイク、1㎏を切るフレームを最初に開発したのもスコッ卜ですね。
フェルト(FELTO)

フェルトは「フレームの魔術師」と呼ばれるジム・フェルトが立ち上げた総合自転車ブランドです。
「FAST=速さ、LIGHT=軽さ、SMOOTH=乗り心地の良さ」を追求した確かな品質が魅力です。
創立は2001年という若い会社でありながら、ツール・ド・フランス、世界選手権、オリンピック、アイアンマンなど、既に数多くの世界的なレースで勝利を収めています。
コルナゴ(COLNAGO)

コルナゴは数あるイタリアンロードにおいてビアンキと共に頂点に君臨するロードバイクメーカーです。
1954年の設立から約70年の歴史の中で、常に有力プロチームにバイクを供給し続け、数多くの栄誉を手中に収めながらロードレースの歴史と共に歩んできました。
1991年には現在の主流となっているカーボンフレームを先駆けて発表する等、他の追随を許さない独創的なデザインと開発力で印象に残るモデルを作り続けています。
2010年には日本を代表するロードレーサーである新城幸也が所属するブイグテレコムへの供給が決定。
この年のジロ・デ・イタリアで日本人最高位のステージ3位、ツール・ド・フランスではステージ6位、世界選手権ロードレースでは9位の好成績を挙げました。
2013年までに140以上のチーム、2,500人を超えるプロ選手に自転車を供給し、7,000勝以上を挙げています。
2015年には所属女子プロ選手の萩原由子がイタリアのステージレース、ジロ・ローザでステージ優勝を果たしました。
ラレー(RAREIGH)

創業130年、「ラレーの歴史は自転車の歴史」と例えられる程、歴史のあるイギリス生まれの伝統ブランドです。
他のメーカーでは見られない、クラシカルなデザインが特徴でイギリスのプラグマティズム(実用主義)を追求し、「変わらないこと、進化すること」を具現化しています。
ラレーは内装変速機や、プレスラグなど、数々の開発をし、世界の自転車産業発展にも大きく貢献しました。
<アメリカの有名ロードバイクメーカー>
メーカー名 | 国名 |
マリン(MARIN) | アメリカ |
スペシャライズド(SPECIALIZED) | アメリカ |
トレック(TREK) | アメリカ |
キャノンデール(CANNONDALE) | アメリカ |
フジ(FUJI) | アメリカ |
各ロードバイクメーカーの特徴は下記となります。
マリン(MARIN)

マリンは、「デザイン性に優れ、軽量で、長く乗れるバイクを作る」というコンセプトの基、自転車を生産しているロードバイクメーカーです。1台1台の性能を保つために、大量生産は行なっていません。
元々は、MTB(マウンテンバイク)を専門に作っている自転車メーカーの為、MTBで有名な自転車メーカーです。
日本での知名度は低いですが、MTBでは国際的に有名で「bike of year」にも輝くフレームを作っている世界的自転車メーカーです。
スペシャライズド(SPECIALIZED)

スペシャライズドは、「Innovate or Die(革新を、さもなくば死を)」をスローガンに掲げる総合的な自転車メーカーです。
世界で初めて量産型のマウンテンバイクを開発した自転車メーカーでもあり、量産されたマウンテンバイクの第1号車は今もスミソニアン博物館に展示されています。
2000年のツール・ド・フランスでは、初出場ながら個人総合3位、チーム総合2位の活躍を見せました。
トレック(TREK)

トレックは “BEST IN CLASS”(同じ価格帯の製品の中で最高のものを提供する)というコンセプトのもと自転車を生産しています。
航空宇宙産業のテクノロジーをも採用する高い開発技術と購入者が安心安全に自転車に乗り続けることができるフレームの『生涯保証』で、常に業界のトップを走り続けてきました。
トレックのロードバイクは、ほとんどプロショップのみで販売されています。
店頭でのプロによるアドバイスや、組み上げやフィッティングなどのさまざまなサービスを提供することにより、常に高いパフォーマンスを提供しています。
北米で1,700以上のショップを通して自転車の販売を行い全米シェアNo.1を獲得しています。
ヨーロッパ、アジアでも全世界90カ国以上で販売されている世界的な自転車メーカーです。
キャノンデール(CANNONDALE)

キャノンデールは、ファットチューブのアルミフレーム等、当時は非常識だった新常識を世に送り出し続ける世界トップブランドです。
1997年、アメリカンブランドとしてヨーロッパのプロロードサイクリングチーム初のスポンサーとなりました。
キャノンデールのアルミフレームは、かつてプロレースからスチールフレームの姿を消しました。
今や「カーボンキラー」と称されるほど、キャノンデールのアルミフレームは高性能です。
フジ(FUJI)

フジは100年以上前に日本で生まれたアメリカンブランドです。
個性的でカラフルなモデルも多く、ストリートからの支持も集めています。
72年に「Fuji(フジ)」ブランド輸出開始以降、アメリカの自転車シーンを牽引しています。
80年、米誌「コンシューマーレポート」にて、ロードモデル「S12S」が第一位に選ばれています。
そして、80年代はアメリカでムーブメントとなっていたマウンテンバイクを黎明期から数多くリリース。
さらに、チタンフレームのロードバイクや29インチタイヤの採用などでもトレンドをリードしました。
<日本・台湾・韓国の有名ロードバイクメーカー>
メーカー名 | 国名 |
ブリヂストン(BRIDGESTONE) | 日本 |
ネスト(NESTO) | 日本 |
ジャイアント(GIANT) | 台湾 |
メリダ(MERIDA) | 台湾 |
ミヤタ(MIYATA) | 日本 |
アルトン(ALTON) | 韓国 |
アラヤ(ARAYA) | 日本 |
各ロードバイクメーカーの特徴は下記となります。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)

ブリヂストンは世界最大級のタイヤメーカーであり、日本で最も有名な自転車メーカーです。
1964年には自転車競技部を発足し、「TEAM BRIDGESTONE Cycling」という名称で国内外のレースでも活躍しています。
ブリヂストンは、ベルトドライブシステムや暗所でライトが自動点灯する「点灯虫」など、 独自のシステムを搭載した自転車も多数開発しています。
ネスト(NESTO)

ネストは2015年に設立され「NEXT STANDARD」をコンセプトに日々の生活を豊かにするスポーツサイクルブランドです。
ネストは90年続く自転車ブランドを保有する「ホダカ」が新たに立ち上げたブランドであり、シティサイクルブランドのmarukin(マルキン)やスポーツバイクブランドのKhodaaBloom(コーダーブルーム)、THIRDBIKES(サードバイクス)もホダカが開発・販売を行っています。
マウンテンバイク・シクロクロスの国内最高峰カテゴリーで活躍する現役 ライダーも使用している為、レースの現場から得る フィードバックがフィットネスや街乗りを重視したバイク作りにも活かされています。
ジャイアント(GIANT)

ジャイアントは世界一の自転車生産台数を誇り、質は高く価格は安いというコストパフォーマンスの高さに定評のあるブランドです。
一般的なスローピングスタイルのフレームを開発したメーカーであり、クロスバイクの代表格とも言えるESCAPE R3をリリースしているメーカーでもあります。
Tig溶接のアルミフレームやカーボンフレームの製造に関しては世界屈指の技術力を持っています。
メリダ(MERIDA)

メリダはジャイアントに次ぐ自転車生産量世界第2位を誇る台湾のロードバイクメーカーです。
先端技術に強く、ロボット溶接、ハイドロフォーミング加エなどを世界に先駆けて採用する等、大手ブランドのOEM生産を数多くこなしています。
日本人プロロードレーサーの新城幸也選手も使用している等、近年急成長を遂げているロードバイクメーカーの一つです。
ミヤタ(MIYATA)

ミヤタは120年以上の歴史を誇る日本の自転車メーカーです。
世界最軽量のクロモリフレームをいち早く採用したことで有名となり、有名自転車メーカーである台湾メーカーのメリダにも70年代初頭に技術を教える程、高い技術力を有しています。
アルトン(ALTON)

アルトンは、韓国で唯一大量生産の為の自社工場を保有している新進気鋭の自転車メーカーです。
20万回の耐衝撃試験を行う等、徹底した品質管理システムを運営、超高張力DP780という鉄鋼素材の使用、紛失防止用IoT自転車の開発など世界でも初めての試みも沢山行っています。
アラヤ(ARAYA)

アラヤは自転車用リムの生産を起源とした国内スポーツ自転車メーカーです。
クラシックとモダンをコンセプトにした、ロードバイクから折り畳み自転車まで幅広く展開しています。
当時アメリカで出回り始めたばかりのMTBにいち早く着目し、1982年に国内初のMTBマディフォックスを開発した事でも有名です。
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